2007年9月24日

今年の3月にあった卒制展に、WEBのトップページになっている絵を出した。会期中、フラフラ会場を歩いているときに、知り合いが親しい親子を紹介してくれて、その子供が恥ずかしそうにしていたので、なんだろうと思っていたら、もじもじしながら自分の絵の景色を「きれい。」と言った。それがうれしかった。自分の絵はよく「暗い」と言われていて、そう思う理由は何となく分かるし別に不快ということでもないのだけれど、自分ではそんな風には思っていないというか、そういうものを好んで描きたいわけではないというのはある。しかし、絵を見た人がそう感じてしまうのには、自分に問題があるのだろうか。


駅前のスタバにたまに行く。値段が高いのだけれど、元気に働く店員さんや、広くて過ごしやすい店内が好きだ(おそらくどのスタバの店舗よりも広いのではないだろうか)。外を通り過ぎて行く人たちをぼうっと眺める。足早で通り過ぎる女の人、お店に入ろうかどうしようか考えていそうな男の人、楽しそうに話す学生、母親のあとを一生懸命くっついて歩く子供。自分はそういう人たちを眺めて、彼らは自分には気づかない。