2011年6月29日

「君のような絵は引き際が肝心だからな。」

相変わらず眠れない。薬を飲み始め、しばらく続けると、それがないと不安になる。睡眠とはどういうものだったか。何でもいいから、ぐっすり、泥のように眠りたい。人の気配がしない夜は長い。とても長く、暗い。




2011年6月23日

林先生の「青年心理学」は、大学に入って、一番最初に取ろうと決めた授業だった。毎週楽しみにしていた。先月亡くなっていたとは知らなかった。年が若いからとか、いい人なのにとか、そういうのもあるけれど、自分の人生に関わってくれた人の命が無くなるというのは、どうしようもなくつらい。頻繁に会ったり、話をしたりしていたわけではないのに、胸が苦しい。死んでしまったら、もうその人と何もできない。生きているというのは、それだけでいろんな希望を孕んでいるんだな、とこれを書きながら思っている。




2011年6月21日

皮膚炎がひどくて、顔を見るのが嫌です。自分の顔を知っている人は、会ったらびっくりするでしょう。作業場とアパートの行き来だけです。誰にも会いたくないです。通りすがりの人にすら、顔を見られるのが嫌です。一生このままだったらと考えると、気持ちが暗くどこまでも沈んでゆきます。ますます未来は、どこかに行ってしまう。自分で自分をつかまえて引きずり上げるしかないのですが、それもこう長い期間だと、疲れてきました。




2011年6月20日

「まあ、またいつか会えるでしょう。」と思う人と、「もうきっと一生会うことはないだろう。」と思う人が居て、それはどちらも負の感情からではなく、自分に備わっている力ではどうにもできないことがあるのだろうという意味のもので、それがたまに哀しくなる。一日に何度も色々なことを思い出し、心は未来に向いておらず、そろそろそういうのはやめた方がいいと考えたりもするけれど、本当のところは、そんなことちっとも思っていなくて、ずっと同じままでいいと思ったりもしている。それを言う必要はないのだけれど、ではなぜここに書いているのかというと眠れないからで、みんなが起きている間も寝ている間も自分は起きていて、そろそろ疲れた。疲れたのにどうして眠れないんだ。真夜中に苦しくても、「僕のくだらない話を聞いておくれ。」と言える相手も居ないし猫も居ない。車があれば、どこにでも行けるのにね。とにかく眠りたい。




2011年6月18日

また夜通し散歩した。言いたいことの半分も言えない。




2011年6月17日

人と話していて、自分の言ったことに対して相手が声を出して笑うと嬉しくなる。




2011年6月15日

「便りを待ち続けてくたびれたよ。」




2011年6月11日

時間は流れて、忘れたり思い出したりを繰り返して生きている。