2015年3月26日

腹痛や、体が切れたときの傷の痛みは、気を紛らわすのではなく「いま自分は痛みを感じている。」と、その「痛み」に意識を集中させる方が、和らぐ。
いつからか、自分はそういうやり方を使っている。

痛みより、痒みの方がよっぽど辛い。
上に書いたやり方が通用しない。
何年か前、身体がおかしくなって、自分はこんな顔じゃないという顔になったとき、痒みで眠れないし、眠らないから治らないしでしんどかった。
すこし症状がよくなって寝付けるようになったとき、眠れることがこんなに幸せなことなのかと、思い知った。

そのころ、数年ぶりに連絡をとるようになった人と親しくなり、「あなたが知っているころの顔ではなくなってしまった。」と言うと、「自分は気にしないし、ちゃんと昔の顔も憶えているよ。」と声を掛けてくれて、とても嬉しかった。