2009年3月29日

搬入が終わりました。今回は、学生の頃の絵も飾るということになりまして(これはすこし複雑な心境ですが)、1階は旧作を中心に、2階には新作を展示しました。全部で18点です。旧作はカンヴァスに油彩の作品だけでなく、木製パネルに描いたものもあります。これは自分の中でカンヴァス作品とは意識がちょっと違うというか、何も考えていないというか。展示自体は内容としててんこ盛りのような気がします。ごちゃごちゃと言ってもいいかなあ。それは、普通のギャラリーではできないような展示の仕方なので、なかなか見ごたえがある、のではないかと。


搬入の帰りに「ワンダーシード2009」を観に行った。観た端から、記憶からなくなっていくという印象だった。期待という名の投資なのか、ステータスのひとつとして消費されていくのか。その、得体の知れない気持ち悪さのようなものからか、絵が並んでいる壁がなんだかとても寒々しいものに感じた。そして哀しくなった。でも自分はこれに応募して落ちたのだけれど。