2011年2月28日

日記1
女の子みたいな髪の毛を切って、「アルジェント・ソーマ」のタクト・カネシロみたいな髪型になっている。



日記2
ここには書けないこともある。



日記3
体と心は繋がっているから、と嵐の日に待ち合わせた店でHさんは言っていた。



日記4
過去の自分を思い出して、現在のそれとのズレにたまらなく苦しくなるときがある。



日記5
2年を無駄にした気がして、自分に罵声を浴びせる。




2011年2月19日

「自分の性別が分からない。」




2011年2月14日

自分よりはるか年上の大人が泣きそうになるのを見ていた




2011年2月9日

昨日寄った店で自分に話し掛けてきた女の人のことを一日経った今でも考えている




2011年2月8日

「いつか会う日が来て、彼女が自分を見たら、がっかりするかもしれない。」と思うと胸が苦しくなる。




2011年2月1日

今日は映画の日ということで「ソーシャル・ネットワーク」と「エクスペンダブルズ」を見に行った。


「ソーシャル・ネットワーク」は、Facebookのことをよく知らないけれど、監督がデヴィッド・フィンチャー、主演がジェシー・アイゼンバーグということで前から気になっていた。実話を元にフィクションを含んだこの映画を見ているとマーク・ザッカーバーグは頭のキレるちょっと嫌なやつという場面が結構出てくるけれど、それだけじゃない大学生(当時)の男らしい部分がたくさんあって、そこに人間味を感じるように描かれていた。彼女に別れを告げられた時の動揺のしかたや弁護士の女性への食事の誘いかた、自分の友人に対する同僚の態度に不快感を表したり、最後のシーンで別れた彼女にフレンドリクエストを送るところなんかは、健全な青年という感じだった。目指しているものや仕事に対する考え方は似ていたけれど、「昔の女のことなんか思い出さない」というショーン・パーカーとは違いがあって、だから、頭がぶっ飛んだ最高に賢いオタクにもただのプレイボーイにもなりきらない、不格好な人間として描かれていて、そこがよかった。


主演のジェシー・アイゼンバーグはこの役によく合っていたと思う。早口なのはこの映画だけではなくて、「イカとクジラ」のときもそうだった(というか演技していないときも早口なのだろうと思う)。あの話し方と声の高さ、それと相手に嫌みを言う時の無表情な感じが映画の面白みを増していたと思う。


それと、この映画を見て改めて気づいたのだけれど、冒頭の、マークが恋人にフラれて大学の寮まで走って帰るシーンを見ながら、自分は、人がトレーニングや時間に間に合わないからという理由で走っているのではない、人が走っている姿を見るのが好きだと思った。感情がそうさせて走っている(走り出す)、というような。映画でも、登場人物が不意に走り出す場面に自分は見入る。たとえば、今思いつくのは、「サムサッカー」や、さっき挙げた「イカとクジラ」のラストシーン。自分でもたまにそういうときがあって、他の人はどうかしらないけれど、そのとき芽生えた感情(歓びや哀しみ)によって、「時間に追いつきたい」とか「飛べない代わりに」走りたくなる。


「エクスペンダブルズ」は三軒茶屋シネマで見た。この映画館は他の館が上映終了した作品を、遅れて上映する。だからか料金も安いし、何より劇場の古びた雰囲気がいい。座席はギシギシいって腰が痛くなるけれど高低差があって前の人の頭が気にならないし、売店もちゃんとある。この映画は、自分の好きなアクション俳優(自分のヒーロー)が勢揃いしているので、たとえ内容が面白くなくても構わないから、絶対スクリーンで見ようと決めていた。スタローン、シュワルツェネッガー、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ブルース・ウィリス、ジェイソン・ステイサム、ミッキー・ローク。カットを見ていると、もしかしたら合成で共演させているのかもしれないと思うようなシーンが結構あるのだけれど(たとえばブルース・ウィリスとスタローンとシュワルツェネッガーの教会でのシーン)、違うかもしれないし、もしそうであってもいいと思えるくらいのキャスティングだから自分は満足だった。物語は、劇的な展開があるというわけではない、男たちがある島の平和を取り戻すために闘うというもので単純明快なストーリーだった。駄目役でもドルフ・ラングレンの渋さがよかったなあ。ミッキー・ロークも終始手が震えていたけれど、いい役だった。とにかく、男気が溢れすぎているような映画で、熱くなる。ああいう男たちのようになりたい。