2009年3月31日

この展覧会は、自分だったら、外が明るいうちに観たいなあと思う。これは、展示場所には外光が入る場所があり、それがとても綺麗だからだ。美術館やギャラリーには、窓がないところが多い。でも自分は、作品は外の光を感じる場所にあるほうが健全だと思っている。閉じ込めないでもいいのではないか、と。(でもこれは自然の景色に適うかどうかという点では難しい。)あと、理由がもうひとつ。今回の展示場所が住宅街の中にあって、天気が晴れの日は、まわりを散歩するには日中が気持ち良いと思うからだ。だから4月の週末は是非とも晴れてほしいなあ。また、上旬は桜が見事だと思うのでね。展示室の前は小学校だから、道沿いの桜は見ごたえあるんじゃないかなあ。




2009年3月29日

搬入が終わりました。今回は、学生の頃の絵も飾るということになりまして(これはすこし複雑な心境ですが)、1階は旧作を中心に、2階には新作を展示しました。全部で18点です。旧作はカンヴァスに油彩の作品だけでなく、木製パネルに描いたものもあります。これは自分の中でカンヴァス作品とは意識がちょっと違うというか、何も考えていないというか。展示自体は内容としててんこ盛りのような気がします。ごちゃごちゃと言ってもいいかなあ。それは、普通のギャラリーではできないような展示の仕方なので、なかなか見ごたえがある、のではないかと。


搬入の帰りに「ワンダーシード2009」を観に行った。観た端から、記憶からなくなっていくという印象だった。期待という名の投資なのか、ステータスのひとつとして消費されていくのか。その、得体の知れない気持ち悪さのようなものからか、絵が並んでいる壁がなんだかとても寒々しいものに感じた。そして哀しくなった。でも自分はこれに応募して落ちたのだけれど。



2009年3月28日

キム・ヨナ、かっこよかった。リンクに登場したときから、すさまじいほどの自信が感じられた。演技も体から力強さと柔らかさが同時に流れていくような。曲調が変わる場面、自分の胸がざわざわしているのが分かった。終わってしまうのが哀しくなるくらい、もうすこし眺めていたかった。不安とか、心配とか、そんなものがないところまで、彼女は身を運んだんじゃないかな。でないとあんな表情はできないだろう。目標を高く持った、そのためにするべきことをやりきった人というのは、あのような佇まいになるのか、としばらく思い返していた。



2009年3月27日

いわなくていいことをくちにするひとがいてぼくはそれにあきれているわるぎがないとかかんけいないのさしらなくてはいけないことだよおとなだとはおもえないねあまりにそういうひとがおおいしねそんなときはけすんだ3びょうまえにもどってけすんだそれをするんだぼくはもうもたない




2009年3月26日

3年くらい前、映画のエキストラをやったことがあって、その映画が今日テレビで流れていた。ちょうど自分が参加したシーンだったので観てみた。普段自分が好んで観るようなお話ではなかったので、今まで観たことがなかったのだけれど、それでもすこし観てみて、俳優さんたちはすごいなあと思いました。本来の自分とは違う人間を演じるということは、どんな気持ちなのだろう。いろいろな所に行って、いろいろな時間帯に、いろいろな服装や髪型、あるいは顔つきまで違う人を演じるということ、自分には想像もできないことだ。強くないとできないんじゃないかな。そうやって作られた物語に、自分は感動したり、時には人生においてとても重要な、大袈裟に言ってしまえば生き方の手がかりとなるものを見つけたりもするのだなあ。自分は映画が好きで(とはいえ、とても詳しいとかどんなお話でも観るというわけではない…)、今言ったような映画が自分にとっては何本かある。歌や本も同じだと思うけれど、この世にそういった物が生まれたことは奇跡のようにも感じ、それでも必然的であったようにも感じる。




2009年3月21日

顔色が悪いと言われる

嘘つきと言われる

ちゃんと食べなさいと言われる





フランス人に靴を褒められる

駅で大学の先生とすこし話す









2009年3月20日

一日誰とも話さないと、夢の中に居るようだ。実感がないと言うか。
今日から伊坂幸太郎の「重力ピエロ」を読み始めた。この本は有名らしいが、今まで手をつけたことがなかった。この話は5月に映画になるそうで、その予告編を観たから、なんとなく原作を読んでみようかなあと思っただけ。映画も観に行くだろうけれど、原作を先に手をつけたのは失敗だったかな。この話を自分がとても気に入ってしまったら、他人によって作り出された映像を受け付けられないかもしれない。現にすでに、この話にのめりこみつつある。まだ数十ページしかたっていないのに。この話がどんな展開なのかは知らないが、なにより、語り手(泉水という青年)の話し方やその場でのものの捉え方、相手に対する接し方に好感を持ってしまった。


「僕には兄になりきれなかった人がいて、今もどこかで生きているはずだ。住んでいる場所や、働いている場所も知っている。会いに行こうと思えば、いつでもできる。でも、僕はそれをしない。本当は僕のことを一番わかってくれる人かもしれないけれど、それは幻想で、僕たちはもう会う事はないだろう。もし、どこかで偶然会う事ができたら、隣りに誰か、優しそうな女の人が居ることを、願っている。」



2009年3月17日

日記を書いたのに、送信するのを忘れてパソコンを切ってしまった。でも今冷静になって思えば、そのほうがよかったと思う内容だった。以下、違う話題。


最近は松山千春のアルバムを聴いている。中でも「銀の雨」「雨あがりの街」を特に。当時の松山千春の歌声で、今よりも声が透き通っているように感じる。子供のころ、一度コンサートに行ったことがあった。たぶん、自分にとって、最初の生演奏の記憶はそれだ。まぶしいライトの中から、すさまじい音量の楽器の音色と歌声が聞こえていた。心臓をなんども手で押されるような感覚だった。



2009年3月14日

4月の個展のDMが届いたので、宛名書きを開始する。おととしの個展は自分でDMのデザインをしたが、今回は自分じゃない。出来上がるまでどんなものが仕上がるか分からなかったのだが、なかなか気に入りました。特に紙質が自分好みだった。よかたよかた。おとといの日記でガン×ソードの話をしたら、DVDが全巻欲しくなってしまった…。放送されていた当時、ビデオ録画し損ねた第1話と第12話が収録されているDVD1巻と7巻は持っているのだが、録画していたビデオは、自分の部屋にデッキがもう無いので観られないし。自分の持っているDVD観ると、あれもこれもと観たい回を思い出すのだ。ちなみに今いちばん観たいのはヴァンとレイが初めて出会う「ツインズ・ガード」の回。




2009年3月12日

自分はたまに、ふと気づけばなんだか昔のことを思い出したり、その頃に観た映画やアニメを見たりします。音楽や食べ物もそうです。繰り返し繰り返し、何度も。こういう状態のとき、今自分は前向きではないのかなあと思う。でも、好きなものは好きで変わらない。ただその頃の感覚を思い出したいということかも知れない。それがまた必要というか。好きなアニメはいくつかありますが、ガン×ソードはやっぱり特別です。内容はつじつまが合わなかったり、無理矢理な感じが多々ありますが、でも好きです。ヴァンとレイの関係が特によかった。声優陣も豪華で、主役の星野貴紀さんは最適だった。はじめて初回から最終回まで見たアニメでした。






2009年3月10日

展示をします。


個展「向かう」
2009年4月4日(土)・5日(日)・11日(土)・12日(日)・18日(土)・19日(日)・25日(土)・26日(日)
※土曜日と日曜日のみのオープンです。
13:00~19:00
場所:小島びじゅつ室(雪谷大塚)
入場無料



1階は旧作(これは学生の頃のもの…)、2階は新作の展示です。
詳しくは、お知らせのページをご覧下さい。
あと、DMを希望される方はメールにてお知らせ下さい。