2010年2月26日

滋賀の展覧会の打ち上げがあって中野に行ってきた。大さじ一杯くらいの紹興酒を、2時間くらいかけて飲みきった。賑やかなところで、大きな声を出して話すのは、難しい。いつまでたっても慣れない。これは自分の声が問題なのではないかといつも思う。どうしたものか。昔から声にコンプレックスがあって、それがあるからか、人の声に敏感なのだけれど、女性でも男性でも声というのは自分にとって大切で、たとえば憧れるのは吉岡秀隆とか、長塚圭史とか、萩原聖人もいいですね。女性だと麻生久美子とか。今挙げた人は俳優さんだから、発声練習とかしているのかな。そういう仕事ではない、たとえば普通に街であった人や知り合いでも、いい声の人は居るし、それを聞くたびうらやましくなる。全然関係ない話をしたけれど、今日の日記はこんな感じ。


帰り道、駅に着いて近くのコンビニでコーラを買い外に出たら、このまま部屋に戻らずどこかに行きたくなった。でも今は雨が降っている。傘はあるけれど、雨が降っている。たまにこの日記でも書いているけれど、そういう気持ちになることは誰でもあるのでしょうか。自分の場合は、ただ目的地もなくどこかに行きたくて、着いたら何もしないで帰ってくる、というイメージなのですが、ほかの人はどうなのでしょうか。


アパートに向かう途中、最近見掛けなかった野良猫が道を横切るのが見えて、猫も深夜に歩きたくなったりするのだろうか、と思った。そもそも猫に深夜という概念があるか知らないけれど。自分はこの猫に「カツブシ」という名前をつけている(体全体が白いご飯にかけた鰹節のような色だから)。カツブシは猫らしい猫で、歩き方が魅力的でとてとて歩く。とてとて。建物の通路の暗がりに消えていくカツブシを見ながら、そういえば今日は猫の話をしたな、などと思い出しながら部屋に戻った。