2010年9月22日

声にもコンプレックスがあるから、声のいい人に憧れる。歌声がきれいなのは、とてもうらやましく、話し声がいいのはずっと聞いていたくなる。知り合いのHさんは、鈴が転がるようにいい声をしている。歌声ですきなのはやっぱりくるりで、「ランチ」という曲はいつも最初に思い出す。


いま、これを書いていて思ったのだけれど、自分がこのはてなに日記みたいなものを書いているのは、心を落ち着けるためと言うのが一番近い(紙とは違う、インターネット上という誰か見ているか見ていないか分からないような場所で、何かを書いているというのは、よく考えると奇妙なのだけれど)。生活の中で、人と話す機会をあまり持たないから、誰も居ないかもしれない空間に向けて、何か話したくなるのかもしれない。毎日何かしら思うことはあって、それを記していく。声に出さずに、文字を並べて、ぼやけた景色をつくる。声を出さないのがいい。その日思ったことをそのまま書くときもあれば、たまに自分にしか分からないようなルールに則って書くときもあるけれど、それはそれでいい。こうやって考えると、絵も声を出さないな。たまに(絵を見せたりするときとか)、それを必要とされるんだけれど、絵を描くときは黙っていられる。