2009年9月24日

連休は千葉に帰った。ふと、牛久大仏を見たくなったので車で向かった。5年ぶりくらいだろうか。初めて見たのは昼間で、次に見たのは深夜だった。今回はまさに晴天で、車を運転するのも気持ちがよかった。茨城の道は、千葉と違って走りやすい(茨城全体に言えることではないのだろうけれど)。この日はシルバーウィーク(これ、誰がつけた名前だろうか)ということで、フリーマーケットや出店があったりして、人がたくさん居た。それに合わせて、通常よりも入館料が高くて、そこまでしたいというほどではなかったので、結局大仏の足元までは行かなかった。それでも充分、牛久大仏は大きく、なかなかいい顔をしているなあ、なんて思った。自分の周りには牛久大仏を知っている人があまり居ないのだけれど、初めて見るときは、かなりの衝撃を受けるのではないだろうか。自分には強烈な体験だった。牛久大仏は120mくらいある立像だから(ギネス記録らしい)、長谷の大仏のように体が緑に囲まれてもいなければ、すぐ近くに行ってようやく見える、というものではないので、つまり、1km先からでもその姿が見える。見えてしまう。茨城はのっぺりしているから。あの衝撃。初めて見たときもそうだったけれど、今回も、森の向こうに牛久大仏がすっくと立っている姿が見えたとき、思わず声が出てしまった。自分にとって牛久大仏の醍醐味は、近くよりも、こういう、かなり距離のあるところから視認するというところにある気がする。罰当たりな言い方だろうか。あと、もうひとつ、牛久大仏のすごさ、というようなものを感じるのが、夜に見に行くこと。夜のよさは、昼間と反対で、近くで見上げること。というか、近くに行くまで気づかないと思う。これはすごい。何年か前に見た深夜の牛久大仏が忘れられない。夜の空よりも暗い色をした大仏が立っている姿を想像できるだろうか。なんといえばいいのか…音に例えるなら、「ぶぉぉおおおおぉぉぉぉん」というかんじ。闇の恐ろしさを体感させられるものだった。また千葉に帰ったら、今度は深夜の牛久大仏を見に行きたい。


今とても眠いので、日記はここまで。