2013年5月8日




男を好きでも、いい父親になれる。
俺にも優しくしてくれた。

聖書には「男は男と寝るな」とある。
でも神様はあんたを冥界にはやらないよ。

あの子は闇のなかに住んでいる。
世界はもっと広いのに。

あの子を頼む。




2013年5月6日

早く仕事場に行きたい。

自分の役割が少なからずある、という幸福。
生きている意味とはなにか違う、「自分の役割がある」ということ。




2013年5月2日

日記1)
ベン・ニコルソンの銅版画を見たとき、なんて美しいのだろうと思った。
心が落ち着くと同時に胸が弾むような感覚になった。
この感じ、いつかも体験したことがあるなと思ったら、ド・スタールの絵を見たときと似たような感動だったと気がついた。


日記2)
自分は夜に絵を描く。昼間に描くことはほとんどない。
もともと夜型の人間だけど、なんというか、人々が眠っている時間、一日で一番静かな時間がはかどるのだ。
とはいえ、絵を描いているだけでは生きていけないので、朝方まで描いてはいられない。
でもだいたい4時くらいまで描いている。
たまに孤独だと感じるけれど、自分にはこれしかない。と信じている。

あと思い出したけど、満腹の状態で制作できる人がうらやましい。
自分はできない。

部屋に帰ってきて、夜ご飯つくって食べてしまうと絵が描けない。
実に不健康だと思う。
でも、絵のことに関しては、健全だと言えるのだ。
あっちをとれば、こっちがとれず。
物事は往々にして正反対の要素を持っていると思っていて、自分の絵もそういうことを気にしているのだけど、ここでもそうなんだな。



いま、この日記は、絵を描いたあと、夜中の4時に描いている。
とても眠い。
眠すぎる。
でもお腹も空いた。
どうしよう。
眠い。
いま一番の問題は、こんなに眠いのに、筆を洗わなくちゃいけないということだ。
大問題だ。
こんなに眠いというのに。