2008年2月29日

友人たちと会って、下北沢で夕飯を食べた。たくさん話し、たくさん笑い、たくさん話し、たくさん食べた(ちなみに「おじや」が売りのお店で自分はホッケ定食)。食後に友人と自分は「はちみつレモン」という飲み物を頼んだ(自分が店員さんに2人分告げた)。そしたらしばらくして「はちみつラテ」が運ばれてきた。「頼んだものと違う。」と言わずに2人ともそれを飲んだ。おいしかったからまだいいものの、自分は「レモン」が「ラテ」に聞こえるほど滑舌が悪いのだろうか。そんな状況も笑ってすっ飛ばした。




2008年2月28日

ホームページに追加する予定の「ちょっとドイツに行ってくる。あと、イタリアも。」をそろそろ載せようかと思っているのだけれど、写真に説明文をつけるかどうか迷っている。邪魔になる気がする…、でも付けなければつけないでよく分からないものもある気がする。分からなくても、それはそれでいい?


たぶん、つけたり付けなかったりすると思う。




2008年2月27日








2008年2月26日

アパートの隣人の音楽がうるさくてしょうがない。前にも日記に書いたけれど。四六時中鳴っているわけではなくて、その人が目覚める朝5時くらいから長いときは1時間くらい鳴っている。前は、自分は眠っていたので別にそこまで気にしなかったのだけれど、最近はその音で目覚めてしまう。これがイライラする。この上ない苛立ち。その音楽は80年代風のダンスミュージック。女性ボーカルで、ベース音がとにかく響いてくる。隣人は狂っているとしか思えない。今日もそれで目覚めてしまった。今朝は無性にむしゃくしゃしたので、そのうるさい隣人側の窓を開けたら(なぜそうしたのかは自分でも分からない、とにかく壁越しに聴こえてくる音楽をどうにかしたかった)、網戸が外れてしまって、余計にイライラした。網戸はそのままにして部屋に戻った。朝からそんなこと。




2008年2月25日

知っている名前を紙に書き出した。




2008年2月24日

映画「スウィーニー・トッド」を観た。監督ティム・バートン、主演ジョニー・デップ。血とか傷口とかちょっと気持ち悪かった。オープニングや町並みはおもしろかった。同じ監督で、似たような感じの「スリーピー・ホロウ」の方がよかったかな。そういえばあれにも子供が出て来る。アカデミー賞は厳しいんじゃないかな、という自分と一緒に観た友人との予想。




2008年2月23日

横浜のBankART Studio NYKに「和光大学卒業制作展2008」を観に行った。自分が卒業して初めての卒展。今年は場所がなかなかいいだけに、難しいことも多かったはずだ。正直、場所負けしない作品がどれだけあるのか不安の声も聞いた。率直な感想は、なかなか見応えのある内容だったんじゃないかな。もちろん例外の作品もあるけれど。その作品にどれだけ真面目に向き合ったか、本気だったかは、手数に関係なくこっちに伝わってくるものがある。そういうものが何点かあった。日本画がよかったな。展示自体もなかなかバランスよく、できていたのではないかな。ただ、自分が卒業生ということもあって、他の学校の卒制を観るときのように、しょうしょう客観的に観られていないのも事実だけれど。




2008年2月22日

映画(DVD)「コンスタンティン」を観た。借りるのがもう3回目くらい。フランシス・ローレンス監督、キアヌ・リーブス主演。この映画も、主演のキアヌ・リーブスも、自分のまわりの人たちからの評判があまりよくないのだけれど、なんだか好きなんだなあこの映画。天国とか地獄とかの解釈が、自分が知っている今までの中で一番しっくりくる。ハーフ・ブリードという(天国や地獄の使者で、人間の姿をしている)連中の描きかた、特に天使側の方がよくて、全体の映像もおもしろい。あとは主人公が履いている靴下がかっこいい。




2008年2月21日

天袋の掃除をしていたら、ビデオテープが出てきた。その中に、大学生の頃に撮った映画(みたいなもの)とか、知り合いのために先輩と一緒に作ったバースデービデオ(これも劇みたいなもの)があった。なんだか懐かしくなってそれらを観た。観ているときに、このあとどうなるのだっけ?と思うほど、忘れてしまっていた記憶が、徐々に思い出されてくる。ホームビデオカメラで撮った、役者たちも知り合いばかりで、それはそれは拙いものだけれど、自分だけでも観ていてたのしい。




2008年2月20日

「タクシードライバー」という映画(DVD)を観た。30年くらい前の映画で、監督はマーティン・スコセッシ、主演はロバート・デ・ニーロ。人生というほど大袈裟ではないかも知れないけれど、たとえば、自分に何かしたいことがあって、それを実際にやろうとして、けれどもそれがうまくいかなかったときのあと、自分はそれから何をするのか、ということは今後の自分を左右する。ということはつまり、人生だろうか。人生はそういうものの積み重ね。今というものの積み重ね。


(写真)




2008年2月19日

あなたが孤独だとは、到底思えませんね。冗談はやめてくださいな。もう同じ部屋に入ることもないでしょうから、このさい言ってしまいましょう。あなたはふたり居るのです。顔は違うとて、ふたり居るのです。それだけです。服も着ていない、食べ物も持っていない、けれども、同じ建物の中に、あなたはふたり居るのです。それだけで充分と言えましょう。そのほかに何を望むと言うのですか?それは欲張りというもの。そんな人を知っておりますが、体がだんだん小さくなってしまったと聞きます。今もそのまま暮らしています。さぞや哀しいことでしょう。しかしそんなことはどうでもいいのです。あなたの話です。あなたのことを話しましょう。




2008年2月18日

なぜだか眠れません。布団に入る前にコーヒーを飲んだわけでもないのですけれど。たまにあります。こういう風に、眠いのに眠れなくなるときが。今夜がその日のようです。布団のなかでじっとしているのが少々つらくなってきたので、パソコンの電源を入れて、1度書いた日記を消して、書き直している次第です。ということは、これはもう、実質19日の日記となるわけですね。ただいま午前3:29であります。さて、考えてみますと、眠れない理由は何があるでしょうか。先にも述べたようにコーヒーは飲んでいません。昼寝もしていません。日中はわりと体を動かしていた方です。ならば、なぜ眠れないのでしょうか。思い当たるものといえば、不安というやつでしょうか。何が不安かって、すべてですよ。このまま暗い穴の中に落ちていくような気分であります。しかし不思議なのは、それとほぼ同時に開放された気分でもあるということです。「穴の中に居る」ことも「開放されている」ことも、じつのところ、そんなに違いはないのではないでしょうか。と、ここで思ったのは、いったい、わたしは、誰に向かって話をしているのでしょうか。アーアー。応答してください。そうこうしているうちに午前3:38になってしまいました。みるみるうちに過去になっていってしまいますね。過去の連続がいつかの未来ということでしょうか。しかしながら、夜明け前は冷え込みますね。暖房をつけていないので、とても寒いです。こたつに入っておりますが、でもとても寒いです。それなのに一向に眠くなりません。このままでは24時間睡眠なしということになってしまいます。それはさすがに体に悪いというもの。健全ではありません。朝日を浴びないと、人間の体内においてビタミンが生成されないそうです。それはいけません。ただでさえ栄養が偏っていますから。だんだん乱文になってきたように思います。この辺でやめておきましょうか。きっと読み返すことも無い文章です。午前3:51。




2008年2月17日

ここ数日、インターネットに繋がる確率が上がっています。どうやら直ってきたみたい。やっぱり雪が降ったせいだったのでしょうか。原因は究明していません。 まあ、よくなってきているから、いっか。




2008年2月16日

1月に行われた「カブールの幽霊展」のお疲れさま会に行ってきた。今回友人の紹介でお手伝いすることとなったこの展覧会で、たくさんの人たちと出会いました。これからどうなっていくにせよ、自分の日常生活では会う機会のなさそうな人たちとの出会いでした。今日は、そういう大勢の人たちと食事。自分は上手い下手ではなくとも、そういう場で人と話すことが苦手です。以前ある人が、「友達というのは、何でも話し合えるという相手をいうのではなくて、同じ時間を共有しているときに会話をする相手、ただそれだけのものです。」というようなことを言っていました。自分はまだそれができません。それを思い出しました。




2008年2月15日

みんな一生懸命生きていると思います。それが眩しく見えるときがあります。




2008年2月14日

手袋の人差し指のところに穴があきました。そういえば去年は中指のところ。では来年は親指あたりでしょうか。




2008年2月13日

最近観た映画(DVD)。「パッセンジャー」、「パリ・ジュテーム」、「ザ・ウォッチャー」。
「パッセンジャー」はフランソワ・ロトゲール監督。日本人が主演の日仏カナダ合作映画。金子久美という女優さんがよかった。目が離せない雰囲気。「パリ・ジュテーム」は、パリにまつわる短編集。そのなかでも「14区」が印象に残っているかな。コーエン兄弟はやっぱりブシェミを使う。




2008年2月12日

チョコチップスコーンをつくった。オーブンの中で回りながら膨らんでいくのはおもしろい。




2008年2月11日

今日も携帯からの投稿。
ネットがいよいよできない感じ(運がいいと繋がるけれど)。急にどうしたのかな。思い当たる節は雪が降ったくらい。でもそれでおかしくなったとは思えない。


今日よかった買い物。
ダルデンヌ兄弟監督の「息子のまなざし」のDVD。忘れられなくてずっと欲しかったからよかった。ふらっと覗いたワゴンセールで見つけた。980円。




2008年2月10日

パソコンのせいなのか、ネットにうまく繋がらない。
だから今日は携帯から日記を書いている。しかしちゃんと反映されているのかな。
アー。アー。テスト中。テスト中。




2008年2月9日

3年前の誕生日にもらったカフカの本を読んでいる。本によると、口絵となっている絵は本人が描いたもので、絵の意味を問われると、ごく私的な「象形文字」だと答えたという。その返答は的を射ていて、且つ、限りなく正しいと思う。




2008年2月8日





2008年2月7日

たった今持っているもの。
1.自由な時間
2.お金(すこしだけ)
3.さっき買った本(1600円もした)
4.吹き飛びそうな可能性


たった今持っていないもの。
1.あらゆる気配
2.幸福感




2008年2月6日

隣りに住んでいる人の騒音がひどい。朝、音楽で目覚めるらしく、早朝5時頃から大音量で音楽が鳴り始める。いつも自分は寝ているからまだいいのだけれど、今朝はそれで5時半に目が覚めてしまった。イライラする。その人の騒音は朝くらいだし、アパートの壁は薄いし、ちょっとした問題は持ちつ持たれつだと思うけれど、今日は我慢できなかった。かかっていた音楽は80年代のダンスミュージックみたいなやつ。映画「フットルース」で使われていそうな。




2008年2月5日

アトリエ日曜日(自分のアトリエの名前。自分しかその存在を知らない!)の大掃除に着手した。これが大変。壁の半分くらいの大きさの絵が何枚かあって、気分が落ち込む。落ち込むのはきっと、大きさもそうだけれど、あまり気に入っていないから。生活と制作の場所がひとつ屋根の下だと、いいこともあれば悪いこともある。いいことは、描きたいと思ったときにすぐ移動できる、家賃が一緒、など。悪いところは、怠けることが簡単、怠けることが簡単、怠けることが簡単、など。


「萌の朱雀」について、つけたし。
この映画は高校生のころ、偶然つけたテレビで見ました。それ以来忘れられない映画です。監督がどういう人か知りませんが、稀に見る美しい映画です。自然の美しさも、人間(日本人)の美しさも、家族の儚さも見事に捉えていると思うのです。おとといの日記で書いた「生を感じる」というのはそういうことです。台詞が聞き取りづらいとか、物語の把握が一見難しいとか、そんなものは、この映画の前ではどうでもいいことと同じです。ただひとつの家族の中で起こっていることが、淡々と描かれているだけです。だからこんなにも強いのだと思います。




2008年2月4日

友人と一緒に、目黒の自家焙煎珈琲の喫茶店カフェ・アインにワタベテッサンさんの展示「アニマルールル」を観に行った。テッサンさんの絵が好きで、展示のたびに観に行っている。毎回、線や色が楽しそうです。アインで注文したのはコーヒーとアップルパイ。前回はコーヒーとチーズケーキ。どちらも美味しいです。


帰りは友人の案内で目黒から渋谷まで歩いて帰った。歩くのは楽しい。どんどん歩いていけます。おしゃべりしながら、線路の脇を通ったり、アンティークの雑貨などを売っているお店(でも値段がリーズナブル!)に入ったり、大きな煙突の下を歩いたりした。そうして、へんてこな形の建物を見つけたり、写真美術館をいつもとは違う方角から眺めてみたり、パパラッチみたいな集団に遭遇したりした。日がだいぶ延びたなあと思う。5時を過ぎてもまだだいぶ明るかった。友人は、冬のこの時期のちょうどこのくらいの時間が好きだと言った。「なんだか急に静かになる。」




2008年2月3日

雪が降るときも音はするのですね。夜、なんだか眠れないまま本を読んでいたら外の様子がいつもと違う気がして、窓の外を見てみたら雪が降っていました。なんだかうれしくなって、ベランダに出て、積もったばかりの雪を食べました。へんな味。朝、さっそく雪だるまを作ってみた。この、なんとも気持ちわるい表情。適当な「目」が見つからなくて(というか寒くて探さなかった)、冷蔵庫につけていた磁石。





それと、夜中に読んでいた本は、昨日の日記にも書いた「人のセックスを笑うな」の原作(結構前から部屋においてあったのに、読んでいなかった)。序盤は原作の方が好きだった。以前、映画評論家(?)のおすぎが言っていたのだけれど、原作は映画を観てから読んだ方がいい、みたいなことを。本は、文章を読むことによって、自分のなかに映像のようなものが出てきて、それが真実となってしまうというか。だから、そのあとに他人によって作り出された映像を目の当たりにしたときに、少なからずショックを受けるという。でも先に映画の方を観てしまっては、自分の想像力の幅がある程度制限されてしまうとも言えるし。いい悪い両方あるだろう。今回は、原作を先に読んでいたら、映画の、原作との多くの相違点にショックだったかも知れない。しかし、どちらにせよいいものはいいわけで、ただ、順番が変わるだけで印象がまったく異なってしまうという、人生のような話ですね!


最近、携帯電話の調子がとても悪くて、メールを送信しようとすると電源が落ちる!まだ買ってから1年半も経っていないのだけれど、どうしたものかなあ。バッテリーを換えたほうがいいのかな。でもまあいいか。


最近観た映画(DVD)。「ファーゴ」、「青い春」、「萌の朱雀」。
「萌の朱雀」は(これDVDになっていたんですね。以前調べたときはビデオしかなかったのだけれど)何度観ても素晴らしい。何がいいって、映像も設定も物語もすべて。なんというか生を感じます。こういう作品は珍しいと思います。自分が他に知らないだけかもしれませんが。映画は言ってしまえば虚構ですが、歓びをあたえてくれる大切なものです。




2008年2月2日

少し前に「人のセックスを笑うな」を観た。美大でのシーンが出てきたり、展覧会場のシーンが出てきたりして、少し懐かしい気持ちになった。1年前は、自分もああいうところに居た(正確にいうと自分は美大卒ではないのだけれど)。あがた森魚の場面では会場で自分だけ笑いが止まらなくなってしまった。「えんちゃん」の、意気地がないところと大胆なところを両方持っているような姿勢が気持ちよかった。




2008年2月1日

サイダーのお風呂。
街の下の空。
おいしい椅子。
スポーツ選手の弟。
犬小屋の石。
ピカソの指。
空き缶の冷たさ。
飴でできた駅。
タモリの夢。