2009年9月25日

昨日の日記のつづき。


千葉に帰っている間にお墓参りをした。今年はいままで生きてきたなかでもっともお墓参りをしている回数が多い。お花を供えてお線香をあげた。天気がよく、お墓に行く前、人を待つ間に、近所の貸家の庭に首輪をした猫が居るのが見えて、なんだ可愛いなあと思い近づいていくと、首輪をしているくらいだから人間に慣れていて、何かねだるようにその猫がミャアミャア言いながら寄ってきた。白い猫が黒い布を被ったような模様で、しっぽの先だけ白かった。「何もあげるもの持ってないよ。」と言いながら離れると、猫は地面にごろんと寝転がって毛繕いをはじめて、自分はしばらく遠くから見ていた。

去年の秋くらいから、首が痛くなることがあって、ひどいときには何もできない。起きていられないくらいで、困る。首が痛いと何もやる気がおきなくなる。こういう風になってから、ある日、痛くてたまらず、片手で首の後ろを押さえながら歩いていたら、一歩踏み出すごとに首の中身が動いていることに気づいた。みんな知っていて、自分だけ知らなかったのかもしれないけれど、首というのは何kgもある頭を支えているだけではなかったのか、とすこし驚いた。それで、千葉に帰っている間に、マッサージに行った。地元の駅前にあるお店で、まだ新しい。評判がいいのを聞いて、今年の5月ころに行ったことがあった。おじさんがひとりでやっているところで、色々と話した。はじめ、肩と腰に電気を流すマッサージをうけたのだけれど、これ、自分の部屋にもあったらいいなあ、と思った。電気屋に行って見てみよう。

23日には佐倉市立美術館で「オランダデザイン展―挑発する色とかたち」を観た。この日が最終日ということもあってか、人が結構多かった。オランダデザインの家具や、雑貨、切手、本、雑誌、展覧会のポスター、会社のグッズ、それとモンドリアンの作品など、いろいろ展示されていて、見応えがあった。特に、本のデザインは絵として充分おもしろいというか、目が歓ぶ感じがする。あと強く印象に残っているのは切手。ポスターよりも目が奪われた。切手はせいぜい2~3cmくらいの小ささだけれど、手紙や葉書と一緒に送った相手に届くもので、それは郵便屋さんに送ってもらうことの代償なのだけれど、ただそれだけで終わっていないというか、届いたときの(または選ぶときの)楽しみにも一役買っていると思えるものだった。他の国のことをうらやましく思うのは、あまり好ましくないのだけれど、それでも日本の切手は、もうすこし何とかならないものか。いいものもあるけれど、もうちょっと違うタイプのものがあってもいいのではないだろうか。たとえばグラフィックデザイナーの人がデザインしたものとか。結構おもしろい人、居ると思うのだけれど。少なくとも自分はあったらいいなと思う人が居るんだけど。…でもこれ、もうすでにやっているのかな?それとも、まだやっていないとしたら、今の時代にできないのは、自分が知らないだけで何か理由があるのかな。話がずれました。

久しぶりに何日も千葉に帰っていて、行きたいところにはほとんど行った。千葉はとりたてていいとは思わないけれど、でも、なかなかいいところ。