2007年6月29日

今朝、バイトに行く前にニュース番組を見ていたら、記憶を無くした男性の特集をやっていた。どうやら、昨日も同じ特集で、番組終了後に多くの情報が寄せられ、男性の身元が判明したということで今日も同じ内容だったようだ。

まだ男性の素性が明かされる前、冒頭で映し出された彼の写真を見て驚いた。自分の同級生だ。案の定、通っていた学校も学科も学年も同じだった。とは言っても、彼とは話したことはなく、名前も分からないが、確かに顔は憶えている。けれど、わたしは彼を知らない。どうしてしまったのだろう。自分の視界に居た人が、いつの間にか記憶を失って、遠い地域で保護された。

なんというか、本当にたまたま、いつも見ないチャンネルのニュース番組を見ていただけなのに。人との距離なんかを感じてしまった。一体何なのだろう。