2014年8月28日



しばらく泥のように眠りたい。




2014年8月18日



じいちゃんは亡くなるすこし前から忘れっぽくなり、たとえば昨日誰が見舞いにきたかとか自分がもう家には帰ることはできないこととか、次の日になると忘れていた。
じいちゃんはコーヒーが好きで、よく一緒にガストに行った。
最後に一緒に行ったとき、じいちゃんはガストのプリンを休み休み食べていたけれど、結局全部は食べ切れなかった。
肺が悪く、動くとすぐに息が切れ苦しくなってしまうので車椅子で移動することが多くなり、そのうちベッドからもあまり動かなくなった。
(記憶がすこしおかしくなるまでは)頭はしっかりしているのに思うように動くことができない、という状態で気の毒だった。

それでじいちゃんは病院で亡くなった。
傍には誰も居らずひとりで、しばらくしてから看護師が気がついた。
毎日、必ず誰かが面会に行くようにして、長い一日のうちの数時間だけでも一人にさせないようにしていたのに、肝心なときにじいちゃんは独りだった。

面会に行って一緒にいる間は会話もできるし、笑っていて、ひとりじゃないってじいちゃんは分かっていたけれど、最後の方は忘れっぽくなっていたから、死ぬときにちゃんと自分達のこと思い出してくれたかなとか、ちゃんといい思い出を持っていけたかなとか、色々考えた。

人間の記憶は溜まる一方で消えることはない、忘れているだけで脳のどこかには残っている。と、聞いたことがある。
それが本当ならいい。



2014年8月8日


ホームページ、新しいサーバーに移動するまで広告が出てきます。
知らない番号から不在着信があって、調べてみたら新潟からだった。



2014年8月5日


昔の写真。