2007年10月13日

清澄白河。小山登美夫ギャラリー「落合多武 展 "ひっ掻き  血  または猫彫刻"」「山本桂輔 展    "豊壌"」、シュウゴアーツ「藤本由紀夫『静/聴』」展、hiromiyoshii「キーガン・マックハーギー Bubble Eyes」「榎本耕一 surrogate picture」、Taka Ishii Gallery「ミロスラフ・ティッシー」展など。本当は昨日回った。久しぶりに、じっくりと展示を観たような気がする。なんだろう、大していいとおもうわけでもないのに、絵が壁に掛かっていて、それを自分はゆっくりと静かに見ていくということが、嬉しかった(変な言い回しかな)。目を通して自分の中に色が入ってくる。それを実感する日だった。なんとなくだけれど。あ、でも、キーガン・マックハーギーの作品は、水彩絵具(ポスターカラー?アクリル絵具?)を使っていて、ギャラリーに入ったときに、美術室のようなあの独特の匂いがした。そして、描かれている内容自体にはあまり関心がなかったのだけれども、水彩絵具も楽しそうに思えた。


梱包が終わった。もう夜中。大きな作品が1枚だけあって、これを梱包するためにプロレス並みに奮闘した。四畳半のアトリエ日曜日では難儀だ。大きさはともかく、カンヴァスというのが考えどころだと思う。紙ならば、もっと違う搬入の仕方があるだろうし、お金も安く済むだろう。映像作品なんて、設備が会場に整っていたら、下手すりゃディスク1枚バックに詰め込んで行ける。生活は、制作に大きく関わってくる。自分も、少し考えないと。このままではきっと。
生活が苦しい。経済が切実。