2013年10月31日


しばらく日記を全く書いていなかった。
それでも毎日何かしら思うことはあって、日記に、これを書こう、あれを書こうと思いながらずるずるきてしまった。
言い訳としてひとつ挙げると、パソコンの調子が悪く、部屋でインターネットができなくなってしまったというのが大きい。ケータイで日記を書くのは画面が小さく非常に面倒なのでいつもパソコンで書いていたのだけれど、それができなくなって、まあそのうちと思っているうちに何ヶ月も過ぎた。
自分のパソコンは、もう化石と言われるくらいのものなので、修理を出すならいっそ新しいのを買おうと思うのだけれど、経済もあるし、なかなかどうしてすんなりいかない。
まあ、いいや。

もう憶えていないことは書けないから、憶えていることをまとめて書いてみる。

日記1)
豊田市美術館「フランシス・ベーコン展」。
ベーコンは 学生のころからすきだった。一連の歪んだ人物像なんかを初めて画集で見たときは、「この人は、本当にこういう風にものが見えているんじゃないかな。」と思っていた(今も思っている)。あとは色彩がめちゃくちゃ格好いいからすきだ。形にも色にも、不穏な空気と美しさが同時に存在していて、格好いいというのはこういうことだろう、と漠然と感じた。

東京国立近代美術館でのベーコン展とは違い、平日の日中だったからか(あと、美術館へ続くあの坂道を猛暑のなか上ろうという気になるひとはあまり居なかったのかも)、人がまばらで、会場にぽつ、ぽつとしか人が居なかったので、ゆっくり絵を見られた。

「人があまり居ない会場でベーコンの絵とゆっくりできたのはたいせつな思い出となりました。」

関係ないけれど、ベーコンが話している姿を収めたビデオが流れていて、自分は初めてベーコンの声を聞いた。それで思ったのだけれど、声も話し方もアンソニー・ホプキンスにそっくりで驚いた。いや、アンソニー・ホプキンスというか、彼が演じたハンニバル・レクターに似ていて驚いた。特に「very much」の発音。
もうポロックを演じてしまっているけれど、ベーコンを演じるとしたらアンソニー・ホプキンスが よかったと思います。
 
  
「フランシス・ベーコンもすきだし、ケビン・ベーコンもすきだよ。」



日記2)
名古屋に行っていたときにちょうど愛知ビエンナーレが始まった。
時間がなかったので色々とは回れなかったけれど、横山裕一さんのところはどうしても見たかった(見たいというより横山さんが会場に来ていたので会いたかった)。

横山さんに、その日持っていたバッグの空いているところに絵を描いてもらった。
原画も販売していたので一枚購入すると、おまけにスケッチ(横山さんはらく描きと呼んでいた)をいただいた。
大切にします。




日記3)
大学の先輩のライブに行った。
大学時代に話したことはなく、卒業後にライブに行くようになったり、その人のCDを買ったりした。
ギターを弾きながら歌っている姿を見て、楽器ができたらどんなに楽しいだろうなあ、などと考えていた。これは昔から考えているけれど、楽器を演奏できるというより、自分の感情や風景を音楽に変換できるって素晴らしいし格好いい。



日記4)
韓国は食べものが辛くて、最後の方、だんだん腹が立ってきた。
写真は一枚も撮らなかった。



日記5)
毎日、鉄砲水のように時間が流れていき、すこしつらい。
「身体が時間に追いつかない。」
たまに暴言を吐きたくなる。



日記)6
アトリエ日曜日の掃除をしないと、何も始まりません。