2012年6月8日

恵比寿/waitingroom「Night Songs」。

5人の作家によるドローイングのグループ展。おのおの、制作する上でのドローイングの立ち位置というか、意味合いみたいなものがそれぞれ違っているようでおもしろかった。日記のような存在であるというひととか、作品をつくる前の段階のしるしであるというひととか、ドローイング自体が作品であるひととか。何を持ってドローイングと作品を分けるのかというと、これはかなり微妙な問題であると思うのだけれど、たぶんつくった本人が決めることなのだろうと思う。それで、森田さんのドローイングは相変わらずよくて、欲しい絵がいくつもあった(でももう売れてしまっていた)。森田さんの絵は、夢の世界のようで、現実のルールなどが存在していない(と自分は思っている)。少女がふわりと浮かんでいたり、頭に鳥がくっついていたりする。絵の中に登場している生き物とか植物とかは動きがあって、紙に描かれた世界には時間が流れていそうだ。それと、草がさらさらいう音とか風の音などが聞こえてきそうな気がする。メロディーではなく、音が。

部屋に帰ってきて、この前生まれて初めて食べたグリーンカレーが美味しかったので、自分でつくってみた。すこし辛すぎたけれど、美味しくできた。久しぶりに日記らしい日記。