2010年1月18日

展覧会1日目。
描いた絵を見てもらえるというのは、どきどき落ち着かなくなるのと一緒に、うれしいという気持ちがある。描いた絵のこととか、これからのことを自分で考えることも大切なのだけれど、わざわざ見に来てもらうと、そういう感情がやっぱり出てくる。もう、展覧会が始まったらどうすることもできないから、ただ来るのを待つだけなのだけれど、せっかく来てもらったからには、がっかりしないといいなあと思う。がっかりする人はいるだろうけれども。自分のこの油絵の場合は、ひとりで描いているし、人のために描いているわけではないので、今言ったようなことばかり気にしているということではない。ただ、展覧会をして人と会ったり話をしたりするからには、ひとりだけで終わらせることはできない。


帰り、もらった花の元気がなくならないように、電車のなか、人に潰されないように、気をつけた。

「絵を運んでいるときに雨が降ってきたら、画家は、自分にではなく絵に傘をさす。」それと同じように。