2009年6月19日

引っ越しをしたいなあと、もう何年も前から思っている。そう思うたびに、「お金がなくてできない。」と思う。でも実際は、お金はどうにかなるものだ。労働すればいいのだから。本当の問題はそうでなくて、自分は、部屋を選ぶセンスというか、そういう感覚的なものが優れていない。それは部屋に限らず(きっと挙げれば切りがないだろう)。実は住みたい町があって、いつか、そこが自分の町になったらいいなあと思うのだけれど。他ならぬ、自分にとっての「良い部屋」を見つけられるのかな。センスないのに(これは大問題なんだ!)。ちなみに今住んでいる部屋は、値段のわりには広い。だから、一部屋を絵を描くための部屋にしている。以前は、絵を描くことを第一と考えていた。それが正しいと思っていたし、かっこいいとも思っていた。でも、ずっと前からここを(町からも)出て行きたいと感じていて、そして今日ふと、別に狭い部屋でもいいから、住みたい所に住みたい、と思った。ただこれは、今日の心境や、最近の気持ちの落ち込みから、そう思っだけなのかも知れないけれど。もし自分が引っ越しをしたら、携帯電話を解約して、「息子のまなざし」でオリヴィエが使っていたような大きくて四角い電話を、部屋に引きたい。