2014年1月11日

作品のページにすこし追加しました。

おととい帰り道の途中、横断歩道で信号待ちをしていたら、雪が降ってきました。
降るというより、舞うというかんじで、すこしロマンチックでした。
そこに居た知らない女性も自分と同じように空を見上げていました。
コートに付いた雪は、しばらく解けないままでした。



日記を更新しようと思ったけど、とりたてて書くこともないので、思い出話。

一年くらい前、くるりが参加するライブに友達が誘ってくれて、風邪引いていたけれど行った。
そのすこし前とても嫌なことがあって、その出来事にくるりの「春風」という歌が関わっていて、大好きだったその曲が、その嫌な思い出の曲となってしまっていた。
それからは「春風」を聴くことができず、そんなくだらないことのために聴けなくなってしまったことが残念だった。

ライブが始まる前、喫茶店で友達にその話(嫌なことも含めて)をして、すこしスッキリした。
くるりのライブは一年ぶりだったし、ステージが暗くなってくるりが(特に髪形が変な岸田さんが)出てきたときには全部忘れていた。

くるりは立て続けに演奏して、その数曲め、岸田さんがアコースティックギターに持ち替えてイントロを弾こうとしたとき、ふと「あ、来る。」と思った。
次の瞬間岸田さんが弾き始めたメロディは、「春風」だった。
自分は本当に、本当に嬉しかった。
嫌な思い出の曲となってしまった「春風」を、くるりがまた自分に取り戻してくれたように思った。
「春風」を取り戻した。
自分はもう数えきれないくらいくるりのライブに行ったけれど、くるりが「春風」を演奏した記憶はなくて、だから尚更、このタイミングで聴くことができて、とても嬉しかった。


写真はこのライブのときのものではなくて、痩せていたころの岸田さん。