2015年3月28日

昔は未来ある光に見えた。
でも今は、そんな単純なものじゃないんだと思える。
不安定な中の光は強く美しいけれど、
闇が光を吸収してしまうことは往々にしてあること。
空は、星と闇との力のぶつかり合いだもの。
あの絵の光も、そんな単純なものじゃないんだと思った。
不安定と無限を織り交ぜたような、あなたの絵が好きだ。






自分の絵を見た、彼女の言葉。
闇が光を吸収する。

子供の頃から、自分と違う考えややり方と出会ったとき、苦手ではあってもその存在を否定することはしなかった。
その存在を否定すれば、 自分を否定することになる。
拒絶されることの怖さは、物心ついたときから身体の奥深くに染み付いていて、いくら年齢を重ねてもその恐怖は追いかけてくる。

誰のことも否定しない。
子供の頃からそういうやり方で生きてきた。
いつからか、憎しみも哀しみもすべて受け入れてしまう、こんな身体と心になってしまった。
まるで闇のように、何でも許し、吸収してしまう。



光が闇から逃れて、自分のもとへ届けば、きっといろいろなことが変わる。