2015年12月31日

予定より数日遅れで、酒々井へ。
でも、場所は違えど、同じ時間、同じ太陽を見ながら、同じような景色を見ながら故郷に向かうのはなかなかよかった。




千葉から酒々井に向かう電車ではボックス席に座ることができて、大きな窓から見える流れる景色は綺麗だった。
傾きかけた太陽の光が雲間から差して、平たい町を照らしてた。
ちょうどsleepy.abの「lump」が流れてきて、なんというタイミングなんだろうと思った。

しばらく繰り返し聴いていた。
明るいメロディに、それとは反対の言葉が重なる。
淋しいのに、どこか温かい。
その綺麗な景色とsleepy.abの歌が溶け合って、穏やかな気持ちになった。

他にも、「街」「君と背景」「かくれんぼ」「ハーメルン」「around」「アンドロメダ」「夢の花」「メロディ」…
道中長いからアルバム何枚分。


「かくれんぼ」の最後、
また探しに行こうよ
ひとりでうずくまってた世界を抜け出して
のあとに続く歌詞が、とても好きだ。
初めてこの歌を聴いたとき、そのとき自分のなかにあった形がはっきりと見えない気持ちに、言葉を当てはめてくれたように感じた。


いろいろ置いていく。
その先に新しい景色が広がっていたらいいし、
それを見てみたいと思うようになった。




2015年12月13日

10月、ある夜の帰り道。
夢ではないことに、涙があふれた。
生きてると、つらいこともあるけれど、いいこともある。
今年は泣いてばかりだったけれど、季節が寒くなるにつれて、悲しい涙は出なくなった。

いやなことを全部とり除くことは出来ないけれども、
それから身を守ることはできるって、
たぶん大丈夫。って____ながら思った。
この「たぶん大丈夫。」っていうのが、自分にとっては重要だ。




「哀しさとか苦しさを抱え続ければ手に入れられるかもしれない。」
その可能性を、手放した。


そうすることで、取り戻した。