2009年7月30日

アパートの近くには駐在所がある。今日その前を通ったら、今まさに警察署へ連行される人を見た。何人かの警察官に囲まれ、黒い手錠を掛けられ、それと腰をロープで繋がれていた。そういう人を見たのは生まれて初めてだったので、すこし驚くとともに、この人は何をしたんだろうと思った。1日のはじまりに珍しいものを見たわけだけれど、今日の帰り、駅の近くを歩いていたら、こんどは今まさにパトカーで連行される人を見た。近くには警察官に事情を訊かれているような人が居て、車のなかのこれから連れていかれる人は大人しくしていた。こんなこともあるんだな。普段の生活のなかであまり見る機会がないであろうことが、1日に2回もあった。やはり衝撃的だったのは、手錠を掛けられ連れていかれる人の姿で、生まれて初めて見たというのとはまたすこし違うような、そういう事実、人間が連れていかれるという光景を目の当たりにしたということ。何をしたのかは知る由もないが、それとは別に、たぶん自分はこれからたまに、あの連れていかれた人のことを考える、というか思い出すとおもう。