2015年4月16日



この映画には大きなガスタンクが出てきて、主人公はそれを怖がっている。
自分も、郊外の街なんかでたまに見るこの大きなガスタンクが怖い。

好きな映画だ。
初めて見たのはたぶん大学生のころだったと思う。
折をみてはレンタル屋で借りていたので、これから先も自分はこの映画を観ていくだろうと思って、DVDを買ったんだ。

物語に出てくる女性の、ときどき見せる笑顔が綺麗だった。
そしてその危うさに胸が締め付けられる。
主人公を演じている窪塚洋介はロボットのようにぎこちなく動いていて、なんだか可愛らしくも見える。
最後のシーンは、晴れやかな清々しさを湛えている。




くるりの歌の歌詞で、

「声が聴きたいな、名前を呼んでよ。」

というのがある。



この言葉のいとおしさよ。